2014/03/13

新入職員を不当解雇-大阪・A信組-23歳の青年加入

 A信用組合は、昨年4月に新入職員として採用したKさんを、6ヶ月の試用期間をさらに3ヶ月延長した昨年12月末に、試用期間満了で解雇しました。

何が解雇理由なの?

 信組の言う解雇理由は、

 等々、いずれも指導すれば改善が容易に見込まれるものばかりを積み上げて「総合的判断で」、「適正を欠く」というものです。

団体交渉ではねつ造も

 使用期間中の勤務態度について無遅刻。無欠勤という真面目さを認めておきながら、「渉外業務を担当させたら、トラブル発生のリスクがある」などと、驚くべき口実をつけて解雇を正当化する始末。結局、「解雇は撤回しない」との結論ありきの不誠実な団体交渉に終始しました。

他の新入職員にも退職勧奨

 昨年4月に入社した男性職員9人のうち、既に3人が退職、Kさんの解雇を含めると4人もの新人が1年を待たずして退職するというブラック企業ぶり。Kさんだけでなく、他の新人にも上司から退職勧奨が行われていました。

 退職勧奨のもとで、仕事をさせられていた新人の思いは、さぞつらいものであったことだと想像できます。

地域労組と反撃開始

 地域労組「城北友愛会」と共同で、2月20日、A信組本店とKさんの配属先の支店従業員を対象に、金融労連リーフとセットで「不当解雇を撤回せよ!」と、ビラ58枚を配布しました。

 さらにA信組のブラック企業ぶりを地域の利用者などにも訴え社会的に包囲していくため、3月6日に第1弾として別の2店舗周辺に1,000枚のビラを配布し、近畿財務局にも3月13日、みどう筋総行動と財務省金融庁包囲近畿大行動の各実行委員会共同で解決に向けた指導を要請しました。


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