2015/01/29

道銀の責任は明解 無責任な態度は許せない!-北海道銀行-

 北海道銀行に勤務するYさんは、平成12年秋から冬にかけ、担当業務の事務負担が集中、頑張って仕事に打ち込んでいるうちに肘や肩、腕の痛みに悩まされるようになりました。

 担当する仕事は書類の内容を確認し、小型の印を1日に何千、何万か所押印するというものです。同じ仕事が一人に集中しているので、担当上司に状況と健康状態を申告しましたが改善策は取られず、肘や腕の症状は悪化していきました。

 所属長に話しても医師の治療や労災手続きについての説明がなく、動こうとしない銀行対して、13年4月には団交の議題に取り上げ、銀行に回答を求めました。
銀行回答は「すぐに産業医の診断を受けて欲しい。その診断結果により労災申請に応じる」というものでした。

 産業医とYさんのかかりつけの専門医の診断の結果は「上肢障害」と診断されました。
そして5月、労災申請手続きに入り、13年8月に労災と認定されました。

 現在は治療に専念し、仕事は大幅に削減されています。少しは回復しているようですが、簡単に元に戻るようには思われません。
現在、銀行の雇用者としての責任を明確にするよう追及していますが、銀行は労災の対象になる「上肢障害」は予見困難であり、必要な業務管理は行っていると、謝罪する意志が全く見られません。

 しかしながら、現実にYさんは何度も上肢の痛みを訴え、担当上司もこの事実を認め、労基署も過重労働の認定をしており、1月29日の団交では、これまでの交渉の代表は人事部長以下人事担当者であったため、「代表権のある常務や頭取と交渉する」と通告しました。

(北海道・S)


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