2015/08/30

障がい者等に配慮した取り組みについて

 名古屋で毎年、春と秋に行われている「栄総行動」の三菱東京UFJ銀行への要求項目であった、「全盲の視覚障害者も自分のキャッシュカードを識別できるよう、カードに点字で名前を表示して欲しい」という要望が今年の秋にも実現します。

 「点字表示付きのキャッシュカードの見本ができましたので、一度見ていただけませんか。」と銀行から電話があり、愛知視覚障害者協議会(略称・愛視協)の数名が、見本を確認するため支店に出向きました。これまで銀行側は「主旨は理解できるので検討したい」と答えるだけで、検討の内容も状況もわからない事態が続いていました。

 今年7月、金融庁から各金融機関に対し、今年3月末時点での障害者等に配慮した取り組み状況について行った、アンケートの調査結果が速報値で出されました。都市銀行5行では1行のみです。障害者対応ATMの設置率は相当に高くなってきており、視覚障害のある方の利便性は少しづつ高まっています。長い間、利用する側としての要求を掲げ、粘り強く交渉してきた結果です。愛視協の仲間の喜びの声を届けます。

(愛知・牧野)


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