2015/11/11

全銀協・バリアフリー ハンドブックに注目!名古屋で第84回栄総行動

 11月11日、第84回栄総行動があり、名古屋市をはじめ各官公庁、争議中の企業や電力・鉄道・銀行等に対して、労働組合や市民などが要請行動に取り組みました。

 三菱東京UFJ銀行名古屋本部への要請は、旧東海、UFJ銀行時代から継続して要請行動を行っています。なかでも、愛知視覚障害者協議会の皆さんの要請では、これまでに視覚障害者も使いやすいATMとATMへの誘導ブロックが設置され、来春には、点字エンボス(カード表面に凸凹をつける)が入ったキャッシュカードの発行も予定されています。

 今回は、公道から銀行への誘導ブロックの設置について、公道を管理する名古屋市と銀行の双方が難しいというのであれば、その代替として利用する公共交通機関までの送迎をして欲しいと要請しました。これまで各支店の善意で行われてきたものを全店共通のサービスでという趣旨です。

 銀行は、誘導するスキルのある者がいない。万一の事故時の対応策など問題が解決できないと回答していますが、鉄道会社や一部スーパーでは、導入されており銀行は遅れているという印象です。

 来年4月に施行される障害者差別解消法にむけて、全銀協が各銀行向けに作成している「バリアフリーハンドブック」が、どのように改定されるか注目されるところです。

(愛知・K)


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