2016/03/10

年金の現状と未来

 65歳以上の人口は、昨年の7月現在3315万人で、ますます高齢化社会になるとともに、出生率は年々減少しています。

 年金受給者は2430万世帯で全世帯4817万世帯の50%に増加しています。今後の年金は大丈夫でしょうか?

 平成26年度の厚労省の資料によると保険料収入が32.5兆円、運用収入5.1兆円、国の一般会計より11.8兆円、その他4.0兆円、合計収入が53兆円に対し給付金額は50兆円です。保険料収入は近年数%増加していますが給付の増加があり資金不足の問題が起きます。このような状況のもとでマクロ経済スライドという毎年1%給付を削減し30年間で3割削減する国の方針が決められたわけです。また保険料を増やしたり支給年齢の引き上げを行おうとするでしょう。

 しかし国の年金政策の問題はないのでしょうか?私はいくつかの重大な責任を指摘したいのです。

 政府の年金運用について厳しく指摘し積立金を増やすとともに、正規雇用が当たり前にして少子化防止と年金保険料のはらえる若い世代を増やさなければ未来は明るくなりません。

(北海道・S)


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