2016/06/20
北陸銀行「政府から賃上げ要請はない」と言いながら、
回答では「政府からの要請もあり」？
北陸銀行との団体交渉で、組合から「政府から賃上げの要請がありましたか。」との問いに対して、銀行は、これまで「政府からの要請はない、また、銀行協会からの要請もない」と発言していました。
しかし、今年度の回答では、『政府からの要請もあり』と変更してきました。組合は何故、変更されたのかを質問しました。北陸銀行は『政府からの要請』とは「社会的な要請」と答えました。組合は、経団連等の団体に加盟し、当然会合に出席すれば、『政府からの賃上げ要請』のことが話されるのではないかと問いかけをしました。
銀行は、「加盟している団体からは聞いているが、政府から賃上げの要請はない。言葉の解釈の相違」と答えたため、改めて「どういう場合に、要請になるのか」と質問しました。
しかし、銀行は「固有名詞がなければ要請に当たらない。広義の要請はあるが、狭義の要請はない」と答えました。
組合から「狭義要請、広義の要請とはどういう場合なのか」と再び質問。銀行は、「狭義とは個別の要請・企業名を出した場合で、広義とは経団連などからの場合」と返答しました。
銀行は、組合の質問に対し、まともに答えることもなく意味不明の禅問答に終始しました。
（北陸支部 中田 義宏）
