2016/08/20

私のひとこと|日本母親大会(in石川・福井)に参加してきました

 日本母親大会に初めて家族4名+祖母で参加してきました。現在、会社でのマタハラに対しての解決策を探すためでした。

 私は、現在の会社に総合職希望で入社し、2人のこどもを出産後復職しましたが、会社の雰囲気は「女性は結婚したら退職」「子どもの世話で休むから迷惑」という暗黙のルール?があり、2人目の育休後明けには、不規則なシフト勤務を強いられる部署に異動宣告され、もはやこれまでと思いました。

 団体交渉の結果、9時~17時の事務職に異動となりましたが、評価は最低で、女性社員からも「テレワークのオススメ」を受け、「退職したら?」と平気で言われるような環境に変化はなく、悩んでいました。そんな中で目に飛び込んできたのが、日本母親大会の「女性と労働」の講義でした。大きな収穫の1つは、「自分だけではなかった」という思いです。

 男女雇用均等法で女性の家族的責任が軽減されないまま仕事の負担が重く、多くの人が睡眠不足に陥っていることがわかりました。

 また、JALのマタハラ裁判のお話も具体例として伺いました。母親だけでなく、父親も含めて疲弊している実態を知りました。また、同時に自分も下の子が3歳になったら同じように疲弊するのかという不安な思いに対する心構えもできました。

 収穫の2つ目は、団結することの大切さ、団結力の大きさを感じることができたことです。それぞれが、職場環境も異なれば家庭の事情も違うなかで、勝ち取るべき目標を共有すること。そして、それに向かって団結することが大事だと。『安く酷使されたくない』『安定した未来へ展望がもてる生活がしたい』、そのことを目標と決めたら、あとは、『どのルートを通るか』『どの方法をとるか』、それは各個人で意見が異なります。

 しかし、たとえ異なっていたとしても『腹六分目』で合意できればよい、と。団結しなければ、一人では変えられない、ということを学びました。

 「たたかいはこれから」

 今は、会社にいいように言われて、嫌な思いもし、涙を流したくなることもありますが、知識をつけ、仲間を増やし、頑張っていきたいと思います。あきらめなければ、いつか必ず勝利が来ると、その言葉を胸に頑張ります。

(東京分会・I)


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