「『メンタル不調闘病記』(その3)」 金融労連 全国金融産業労働組合

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『メンタル不調闘病記』(その3)

【クリニックの待合室と診察室】

 初めて足を踏み入れる場所はどんなところでも緊張感が伴います。ましてや心療内科なんてどんな患者がいるのだろう、自分もついにその一員か、来るところまで来てしまったな、などと思いながら恐る恐る受診しました。

 しかし待合室にいる「患者仲間」は特段「異様な人々」ではありません。老若男女様々であり、ふだん出会う人々よりも診察室の出入り、会計時の挨拶や振る舞いなど紳士淑女的です。

 乳幼児を連れた若いおかあさんも来院されていました。「なんだ、普通なんだな」とほっとしました。

 医師から「うつ状態の中程度ですね。服薬と1ヶ月の自宅静養をして下さい」と自分の予想より重度の診断結果を告げられた後も「気にする事はありませんよ。ここの待合室にいる方はほとんどあなたと同じ症状で通っているのです。真面目で責任感の強い方こそ、この病気になるのです。必ず休んで下さいね。」とやさしいフォローの言葉をかけてもらいました。

【会社に報告】

 1ヶ月も休むことになると少人数の部署や支店勤務では上司や同僚に多大な迷惑をかけます。申し訳ない気持ちもありましたが、ここまで来たら致し方ありません。

 上司に報告すると予想外に「なんでそうなった?」「我慢が足りないのではないのか?」といった私を責めるよう言葉は一切なく、かえって自分の身近にもメンタル不調を経験した人がいることなどを話しながら理解を示してくれてテキパキと休みの間の諸手続きを進めてくれました。

 実務的に引き継ぎを受ける同僚は自分の本来の仕事と二人分の仕事を抱える事になりましたが、やはり私を責めるような対応をすることはありませんでした。

続く