「大阪シティ信金争議が和解(大阪地裁)」 金融労連 全国金融産業労働組合

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大阪シティ信金争議が和解(大阪地裁)

 11月20日、大阪地方裁判所で、大阪シティ信金尾形さんの不当解雇事件について和解が成立しました。

 この争議は、大阪シティ信金がパワハラや長時間過密労働で、うつ病を発症し休職中の尾形さんに対して、労使交渉中にもかかわらず、2014年12月、休職期間満了の解雇を強行したことが原因でした。

金融ユニオンは「本件はパワハラや過重労働など、人間性を無視する労務管理のもとでの発症であり、この間の休職を労働災害として扱うよう」要求し、労働基準監督署に労災申請を行いましたが、パワハラによる一定の精神的負荷は認められたものの、労災までは認められませんでした。

そのため、16年9月6日、地位確認等を求めて大阪地裁に提訴。これまで進行協議(非公開)が進められてきていましたが、 裁判所から双方に和解提案が行われ、和解が成立しました。

運動の着実な広がりのもとで

これまで、大阪総行動、争議支援総行動などの大阪労連の行動などとも合わせて、大阪シティ信金本店のあるターミナル(北浜)周辺や同信金本店前での宣伝行動に取り組み、今年5月26日の争議総行動では、金融労連の全国の組合の代表者も加わって200人の仲間が参加した抗議要請行動を展開しました。

今年5月からは、同信金職員にも争議内容を紹介したビラなどを各支店にも配布、7月からは、地域にも「中小企業・労働者いじめ」の同信金の実態を紹介したビラのポスティングの取り組みも開始してきました。

 7月28日には、全国信用金庫協会・信金中央金庫(東京)前で、金融共闘として宣伝行動に取り組み、この間、金融庁・厚労省や近畿財務局・大阪労働局にも争議解決の要請を継続して行ってきました。

 これらの運動の着実な広がりが、争議解決に何ら提案さえ行おうとしなかった大阪シティ信金を裁判所からの働きかけがあったとはいえ、解決に向けたテーブルにつかせる大きな力となりました。

 残念ながら職場復帰は果たせませんでしたが、尾形さんが勇気をもって闘いに立ち上がったことで、これまで職場に労働組合がなく、無法地帯であった大阪シティ信金の職場改善が少しずつ進み始めています。

 私たちは、引き続き大阪シティ信金におけるパワハラの根絶、労働時間管理の徹底、メンタルヘルス対策の改善などを求めて、運動を継続する決意です。

 全国・地域の皆さんから寄せられた心温まるご支援ご協力に心より感謝申し上げます。