2017/12/16

要求で一致し生き生きとした活動を-金融ユニオン近畿支部大会

 金融ユニオン近畿支部大会が金融労連西日本事務所で開催されました。

 支部長は、最近の政治・経済・社会情勢の行き詰まりを指摘した上で「個人加盟労組の特徴として、いろいろ考え方は違うが、お互いの個性を尊重しながら要求で一致し生き生きとした活動を進められるようにしていきたい」とあいさつしました。

 尾形さんから大阪シティ信金争議の和解報告と支援の御礼が述べられた後、出席した大阪・直属・滋賀の各分会から、それぞれ報告を受けて討論を行いました。
「裁判・労働委員会に訴えるのは最後の手段として慎重に検討されるべき。金融ユニオンとして運動を背景にした交渉で解決できるような団結力を強化していきたい」「制服の更衣時間が労働時間として認められ、職場に入るのは始業時間の5分後、退出時間は終業時間の5分前になったが、残業規制は部署によって温度差がある」「パワハラと有休がとれない現状を改善したいと新たに組合員が増えた」「リストラは実施しないと言うが、成果を求められる新しい部署に配置転換させられて自主退職に追い込まれるのが目に見えている」「メガをはじめとした大リストラで苦しめられる労働者からの相談に対応できる体制が金融ユニオンに求められている」「組合財政が厳しい中で、職場でできる交渉スタイルも進めるべき」「非正規労働者の60歳雇い止めを組合の交渉で撤回できて、良い正月が迎えられそう」「地方で官庁・業界要請を行って、双方突っ込んだ議論ができた」「役員に限定された業績連動型賃金が導入されている金融機関はあったが、全労働者対象に実施されようとしている。全国に広げられないように、情報やたたかいの交流を金融労連全体で取り組んで欲しい」などの意見が出され、全議案を採択しました。


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