みずほ銀行における「男女差別是正要求運動」を解説したページ。金融労連:全国金融産業労働組合(金融ユニオン)

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みずほ銀行 男女差別是正要求 特設ページ

みずほ銀行本店で初めての行員への宣伝行動(2013年10月07日)


10月7日、出勤前の行員に対してみずほ銀行本店で、金融ユニオンが初めて「男女差別是正」と、「60歳以降の高齢者雇用=シニアスタッフ制度の労働条件改善」を銀行と交渉している状況を宣伝しました。

ビラは8人の仲間が500枚を短時間のうちに配布しました。職員の受け取りが良く、大いに励まされ大阪などを含めて宣伝を計画しています。

7日の団体交渉では、門前のビラまきに守衛さんの行った妨害行動は、「人事の預かり知らないことで、組合の宣伝行動は当然の権利である」との銀行見解が示されました。

引き続き、組合員の職場での宣伝では、外為事務部で机上配布を行い、10月9日には、旧第一勧銀本店の内幸町の営業本部での宣伝を行い、700枚を配布しました。大阪でも10月21日に配布しました予定です。

第59回日本母親大会in東京で訴え(2013年8月24日)


8月24〜25日にかけて、開かれた母親大会に参加しました。

全体会での伊藤真先生の憲法講演は、とても分かりやすく、改めて憲法の大切さ、大事さを痛感しました。

先生の「イメージする事が大事」「主体的に生きてください」との言葉を、私は肝に銘じていきたい。

分科会には、金融ユニオンから4名が参加。私はみずほ銀行に勤務し、昇格要求で団体交渉を行っていることや銀行の労務管理の実態などを訴えました。

そして、「大企業に社会的責任を果たさせよう」となりました。

来年の母親大会で、良い結果発表をできることを楽しみに頑張ろうと思いました。

古川さんの基幹職4級 昇格要求を見送り(2013年6月27日)


6月27日に行われた、みずほ銀行との団体交渉で、銀行側は、古川さんの男女差別是正に向けた昇格要求に対して、「今回見送りにする」と回答しました。

銀行の説明によると「基幹職4級(課長代理)の資格要件からして、不十分なところがあり、これまでのフィードバックで課題を本人には説明してきた。事務の正確性・迅速性には問題がないが、総括的な視点で上司への補佐力が不十分だ」というものでした。

組合は、銀行の言う「改善ポイントの説明」が、明確な課題として提起されていないと主張し、上司が部下に自分の指示が伝わっているかどうかの判断もしないままに、受け止め方が悪いかのように言われて、上司の恣意的な評価を優先する人事の対応を厳しく抗議しました。

労使で「昇格のためのAP(アクションプラン)」づくりを確認

今後は、現場でコミュニケーションをよくして、人事部と組合も関与した「昇格のためのアクションプラン」を作り、団体交渉で現場での進捗状況をチェックして来年の昇格時期には、4級昇格を実現するように確認し合いました。

ベテランの女性行員に対する長きにわたる男女差別の銀行員生活からして、昇格希望者への特別なアクションプランの必要性が確認されたことは、男女差別是正への大きな第一歩として評価できるものだと思います。

みずほ銀行男女差別是正を今年実現目指し奮闘中(2013年6月)


みずほ銀行 男女差別是正要求

東京分会の古川組合員は、昨年の7月の昇格時期の部長からのフィードバックで、「ポジティブアクション(=男女差別に対する積極的な是正処置)は、大きく能力差のある人には使わない。古川さんより能力のある人は、たくさんいる」との説明で、昇格要求が見送られました。 このような説明をする銀行の態度に納得できず、昨年7月金融ユニオンに加入して2013年7月の昇格時期を目指して銀行と男女差別是正交渉をしてきました。

2013年春闘のみずほ銀行に対する最大の課題として、金融ユニオンは結成以来先頭になって取り組んできた平井組合員や昇格を実現した谷川組合員・浦野委員長を先頭に毎回の団交に東京分会のメンバー含め10人が参加しての交渉を進めてきています。古川さんをはじめとする取組は、「金融・労働ネットワークニュースNO.05」にも国会議員への要請含めた活動が紹介されています。この動きに対してマスコミからも取材を受けるなど今後の動向に社会的にも注目を浴びてきています。とりわけ、みずほ銀行は厚生労働省から「均等・両立推進企業」として表彰を受けている会社であります。

組合は、みずほ銀行に対しては、特別組合員の谷川さんをはじめ多くの女性労働者が旧第一勧業銀行時代以来、男女差別是正の取組を行い、谷川さんは課長代理職で退職するなど銀行としても相応の対応をしてきた実績のある銀行であると考えています。古川組合員は、多くの女性労働者と共に一般職から基幹職への「転換」を勝ち取ってきていますが、男性の同世代の労働者であれば40歳代前に到達する資格である基幹職4級への昇格要求を是非実現をしたいと交渉を進めています。とりわけ、職場では、同僚やスタッフさんから上司の管理職には相談しにくい問題も積極的に相談を受けて解決に向けて提言するなど、銀行の言う昇格基準のリーダーシップ力もクリアしていることを明らかにして取組んでいます。古川さんは、昇格への思いを次のように述べています。

「1979年結婚、1978年夫は上野支店から名古屋支店へ転勤になっていたので、別居結婚のスタートでした。このような状況に対して上司の課長からしつこく『退職して名古屋へ行かないのか?彼の出世に響く』といわれ、夫も彼の上司から『奥さんを辞めさせないとお前の出世に響く』と言われました。さらに私の実家の両親にも『私を辞めさせるように』電話がありました。1986年コース別人事制度導入時、男性には希望どおり認める総合職を要求すると、何度も課長に呼び出されて『ふざけているのか?』と怒鳴られました。夫とは同期同年齢です。出世しないと言われた夫との生涯賃金差は約1億円です。銀行が長年にわたり、私にしてきた嫌がらせを考えれば1億円ではすみません。銀行は、私に対する今までの対応を改め、要求通り基幹職4級への昇格を速やかに実現してください。トップ企業の1員であるみずほ銀行は、女性への男女差別是正のために厚生労働省の表彰銀行としてリーダーシップを発揮して社会的責任を果たして下さい!」