2015/02/08

金融ユニオン第6回中央委員会
非正規労働者の賃上げ・労働条件改善必ず!

春闘要求討議の第6回中央委員会

「春闘要求討議の第6回中央委員会」

 2月8日(日)東京都内で開催された金融ユニオン第6回中央委員会には、全国から中央委員・役員・オブザーバーが参加し、春闘方針・新年度役員定数・当面の取り組みなどを決定しました。

 浦野委員長は挨拶で、春闘をめぐる情勢を述べ、「働く者の生活改善で景気回復を実現する春闘にしていこう」と訴えました。

 松井書記長が、昨年4月の消費税増税や円安による物価上昇に賃上げが追いつかず、実質賃金は下がり続けていることを踏まえ、「誰でも月額2万円以上・時給150円以上の賃上げ」などを柱とした春闘要求案を提案しました。

 各支部からは、「パート労働者が未だに60歳で雇用が打ち切られている」(北海道)、「非正規労働者の退職が目立つ」(東北)、「60歳以降の労働条件改善がほとんど進んでいない」「障害者への職場での差別扱いが一向に改善されない」(関東)、「アンケート回収に工夫をこらし前進した」(東海)、「不適切な人事考課のフイードバックを本人に謝罪させた」(北陸)、「若い組合員の新加入で分会が元気になってきた」「貸金庫だけの仕事で顧客に挨拶もしない正行員にボーナスが出ているのに、非正規にはボーナスがないのは納得できない」(近畿)、などが報告されました。

 春闘方針提案・支部報告を受けた討論では、「最初から月額2万円・時給150円の賃上げなどムリとあきらめるのではなく、要求どおり賃上げが実現したら、どんなに生活が改善されるかという『夢』を語って行こう」「苦しくなっている生活実態をさらけ出し怒りを交渉にぶつけよう」などの意見が出されました。
また、定年再雇用者も含めた非正規労働者に対する差別実態があちこちから出され、金融ユニオンでは今春闘で特に非正規労働者の賃上げ・労働条件改善を重視して取り組むことを確認し合いました。組織拡大・強化についても話し合われ、「団結に向けて、違いを探すのではなく一致点をみつけることが大切」、「参加して良かったと実感できる組合会議・行事づくりに努力しょう」、「アンケート用紙の配布・回収・集計作業などを通じて、職場の実態が見えてくる」など、現場の体験にもとづく貴重な教訓が出されました。

 全ての議案が満場一致で採決された後、中村弘光副委員長が、閉会挨拶を行い、春闘での奮闘を誓い合い終了しました。


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