2012/09/12
富士火災海上保険 解雇撤回闘争
富士火災海上保険 解雇撤回闘争に大きな支援を
富士火災海上保険 解雇撤回闘争
富士火災海上保険の地域限定嘱託社員のMさんが、9月末日の解雇撤回を求めて金融ユニオンに加盟しました。
Mさんは、3月に通告を受けて以来、労政事務所や弁護士などとの相談を経て加入し、解雇撤回交渉を行ってきました。
その後、損害保険の全損保富士支部と金融ユニオンとの共同による団体交渉を大阪にて、3回行ってきました。
団体交渉の中で、同じ職場で減員とされた他の人は、派遣契約でその職場の契約はなくなりましたが、同じ会社の別の部署で働いている人もいます。また、会社は成績を解雇理由としていますが、直接の上司から3月に通告された時に、成績が理由でないと言われていることもあり、明確な回答をしてきていません。
8月20日の団体交渉には、人事部長が出席し、本人の意向も聞いて会社としてできる提案をするとしていましたが、1週間後の会社提案は、
「解雇の撤回はあり得ない。再就職の支援のための就職斡旋会社の費用を負担する。」
という不誠実な対応でした。
会社回答を受諾すれば、富士火災海上保険の職場には、1,600人余りの非正規契約者がおり、その人たちにも、会社都合で自由自在に解雇されるかも知れないという状況が広がってしまします。
また、人事部長は団体交渉の席において、5年間で2割の人件費を削減する計画を検討中であることを発言しています。
8月には、会社はCSR(企業の社会的責任)の重要性を訴えていることから、正社員も非正規社員も共に守られることが、CSRを貫く会社であることを会社の内外に訴え、Mさんの解雇撤回の取り組みをしていきます。