2013/02/16

近畿地協春闘学習会

非正規労働者に焦点を充てた学習を

近畿地協春闘学習会

近畿地協春闘学習会

春闘学習会参加呼びかけビラ

春闘学習会参加呼びかけビラ

 2月16~17日、京都市内で近畿地協春闘学習会が開催され、44人(うち女性11人)が参加しました。

 講演では、非正規問題に詳しい村田浩治弁護士が「有期労働契約法改正と労働者派遣法改正施行にむけて」と題し、「労働者供給の禁止」の原則に反し、本来あってはならない派遣労働や、「期間限定の必要性のない仕事にまで広げられている」有期労働契約が、今では「いつでも首を切れる」ものに利用されている実態に触れ、昨年末、労働者を保護する目的で「改正」されてきている労働契約法と労働者派遣法の中身と活用方法を具体的に話されました。

三井住友信託の仲間が特別報告

 特別報告では、三井住友信託銀行(金融ユニオン)の仲間が、昨年の中央三井信託と住友信託の合併で、非正規雇用の基本給の保障が引き下げられるなど、労働条件の不利益変更が進められ、現場では非正規労働者の優良顧客が取り上げられている厳しい実態を訴えました。

分散会でも非正規問題が

 講演を受けて3つの分散会でも、「仕事の実態を無視した低賃金のパート労働者」「不払い残業を生んでいる残業の上限規制」「非正規労働者へのさまざまな差別」「人が人を評価する考課制度の問題点」など非正規問題を中心に話し合われました。

 金融ユニオンからは、三井住友信託の北九州の仲間も含め、16人が参加しました。


金融ユニオン・リンク

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