2013/03/31

春闘要求実現に向け、着々前進

春闘要求実現に向け、着々前進 臨給増額、時給50円引き上げなど

 3月末現在、金融ユニオンでは16企業に春闘要求書を提出、引き続き提出へ向けて準備中のところもあります。

 三菱東京UFJ銀行では、臨給原資を前年比101%、みずほ銀行でも前年比105%など、メガバンクを中心に臨給での改善は見られるものの、大部分がベアゼロで、「物価上がれど給料上がらず」という、日本経済にとって最も恐れていた事態の発生も危惧されています。

 その中で、七十七銀行では、コース別(フリー・エリア)人事制度の導入に伴い、初任給を1万2千円~3万1千円引き上げ、大卒フリー初任給20万5千円、エリア初任給19万円、短大卒エリア初任給15万1千円、高卒エリア初任給13万8千円に改定してきています。

 静岡銀行でも、静銀ビジネスサービスからの派遣労働者の直雇用化提案(未妥結)に伴い、時給50円アップが示されています。

 引き続き、消費拡大につながる毎月の定例賃金部分での引き上げを求めて奮闘中です。

職場改善要求も前進

 瀬戸信金で、3月にパワハラ・セクハラ撲滅のために規定がつくられ、懲戒処分規定にも挿入されました。また、介護目的限定ではあるものの、10日間の保存休暇制度が新設されました。

 西尾信金では、新入職員40中7人が「営業店の戦力」として高卒採用を実施しています。

 十六銀行では、4月から渉外係への携帯電話の貸与が実現、またメンタル不全による休職者の職場復帰に当たって通勤負担に特段の配慮を行うようになるなど、団体交渉での要求事項が少しずつ実を結んできています。

 金融ユニオン中央執行委員会では、各企業での団体交渉に参加要請があれば積極的に応えていくことを申し合わせています。


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