2013/07/21

非正規労働者のたたかいを交流

 金融・労働研究ネットワークは、7月21日、金融労連本部会議室でJMIU(全日本金属情報機器労働組合)の三木書記長を招いて、ロックアウト解雇、非正規労働者の雇い止め、個人加盟労組の取り組みなどについて講演と経験交流を行いました。

 三木書記長は講演で、「労働組合づくりは、職場で『殺されても死なない人』、つまり『崩れない人』を中心に据えて、進めていくことが大切」、「労働相談などを通じて組合に加入してきた新しい仲間を、決して『お客さん』扱いにせず、公然と活動してもらい、要求実現に向けて本格的前進を図るには、組合員を増やして労使の力関係を変えることが決定的に重要である」と強調しました。

 JMIUからは、ロックアウト解雇の実態をIBMの仲間が報告し、金融ユニオンからは、アメックスなど外資系金融機関の乱暴な雇用破壊とたたかっている仲間が、裁判の現状を報告しました。

 この日の学習会には、金融労連本部をはじめ、金融ユニオンやJMIUの仲間25名が参加しました。

 金融ユニオンのAさんから感想が寄せられているので、紹介します。

 JMIU三木書記長のお話は、個人加盟労働組合として結成された当時のことから、未組織労働者の組織化と、労働相談から労働組合づくりまでと、とても幅広く多岐にわたるものでした。2時間近くのお話と、その後の討論も含め内容の濃いものになりました。

 私も銀行定年後は非正規労働者ですし、周りには未組織労働者も多いので、学ぶところは多かったです。ブラック企業の中にどうやって労働組合を作っていくのか、メンタル不全に陥る前に組合に入ってきて欲しいとか、頭が経営者で体は労働者がほとんどだが、頭が労働者になると組合に入ってくる話など、なるほどと思うことばかりでした。これからの活動に生していけたらと思っています。


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