2013/11/14

栄総行動に参加して

 11月14日、冬を思わせる肌寒い日だったが、恒例の名古屋・第80回栄総行動に参加した。

 昼休みデモと軽快なジャズが流れる集会は今年も秋晴れの空の下で行われた。年2回、春と秋に行われるのだが、そこに集う市民や労働者などが行政や企業に要請行動を行っている。

 私は、午前中は労働局交渉に参加した。事前に出してある要請文と切実な訴えに対する回答は、「本省に伝えます」と型通りの表現で『言葉遊び』と交渉団長から批判が出る始末で、そこには『ダンダリン』はいなかった。日本の労働行政を垣間見る思いがした。残念ながら労働者を守る体制にはなっていない。

 午後は、三菱東京UFJ銀行の交渉に参加した。交渉団の中には視覚障害者の方もいる。視覚障害者の粘り強い交渉は、代筆やATMの音声機能などの実現を残してきた。今回も歩道からの点字ブロックの連続性要望など切実な要請をした。また、リスク商品についてもノルマを課すことについて顧客保護の観点から止めるよう要請した。銀行側の回答はどこも変わらないと感じたが、今後も警鐘を鳴らし続けなければいけないと思った。

 栄総行動は、いつもは金融関係の中で行動することの多い私にとって、困難を抱え切実な要求を持った方たちと行動することで世の中を知ることにもなる。明日への元気をもらいながら、軽快なジャズでしばしの憩いもとれる貴重な一日だった。


金融ユニオン・リンク

金融労連ロゴ 全労連ロゴ