2013/11/30
共有できた各単組の課題
金融労連九州沖縄地協の幹事会が、11月30日に福岡県久留米市で開催され、本部役員を含め14人が参加、九州の金融ユニオンの仲間2名が出席しました。
りゅうぎんBSでは、定期昇給制度を廃止して、ボーナスでの「メリット配分」に回す、という会社側提案が出されていることや、南日本銀行では、年間75.5時間にも及ぶ就業時間の延長提案とセットで生活関連手当の廃止・削減が再提案されていること、筑後信金では、「他の信金で3ヶ月も支給しているところはない」として、従来の冬季臨給3ヶ月を2.5ヶ月に削減し、「今年に限っては0.5ヶ月分を期末臨給に回したい」という回答が出されていること、九州の金融ユニオンの仲間からは心の病で長期休職に陥っている職場の仲間が増えている、など厳しい職場実態が報告されました。
生活苦が予想される時に
話し合いの中では、アベノミクスで物価が上昇し、さらに来年4月から消費税増税という、労働者にとって一番生活が苦しくなる時に、賃金・労働条件を改悪しようというのは、経営者が従業員の生活をいかに考えていないかということを物語っている、などと意見が出されました。
また、「経営者が他の金融機関の状況を把握して交渉に臨んでいるのに、組合側が情報不足。もっと情報を教えてほしい」「金融労連本部からも交渉に参加してもらいたい」等々、要望も出され、参加した金融労連本部役員からも「金融労連に加盟していることの優位性を実感してもらうため、情報は惜しみなく提供し、団体交渉や学習会などにも喜んで参加させてもらうので遠慮なく連絡してほしい」と話がありました。
本場モツ鍋で交流
今回の会議には、新たに執行委員になった筑後の2人の女性と、金融ユニオンの九州の女性組合員の参加もあり、会議終了後には、筑後の仲間のお世話で、味噌味と醤油味の2種類の本場のモツ鍋を囲んで交流を深め合いました。