2013/12/31
春闘アンケート結果報告
昨年12月末までに報告があった「職場と生活アンケート」、金融ユニオン取り組み分の集計結果をまとめました。
それによると、賃上げの平均要求額は、月額18,205円(前年16,912円)、時給180円(前年182円)となっています。
時給引き上げ要求は、前年とほぼ同じですが、月額引き上げ要求は、前年に比べ約1,300円高くなっており、消費税増税や物価上昇などへの生活不安が反映していると思われます。
非正規の仲間の時給は、1,100円台が一番多く27%、次いで1,200円台が26%と続いています。これは、正社員の非正規への置き換えによって時給水準の若干の上昇が見られるだけで、従来からのパート労働者などの賃金が改善されているのではなく、生活実態についての質問には、正規労働者で「かなり苦しい」「やや苦しい」と答えた人は49%であるのに対し、非正規の仲間は57%にものぼっており、時給180円引き上げ要求は、年間1,800時間フルタイムで換算すれば、月額27,000円になり、正規労働者の賃上げ要求平均の18,205円を大幅に上回り、「正社員との格差」「低水準の賃金」への不満はいっこうに解消されていません。
仕事・職場での不安・不満や政府に対する要求項目の上位5位は別表の通りです。
上記『表』の部分をクリックすると拡大します
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