2014/02/09

金融ユニオン第5回中央委員会

金融ユニオン第5回中央委員会

金融ユニオン第5回中央委員会

 2月9日(日)名古屋市内で開催された金融ユニオン第5回中央委員会には、全国から中央委員・役員・オブザーバー16人が参加し、春闘方針・新年度役員定数・当面のとりくみなどを決定しました。

 浦野委員長はあいさつで「放っておいたら誰かがやってくれる、という意識から自らがたたかう意気込みで、消費税増税、労働法制改悪の策動に負けない春闘にしていくと共に、直面する解雇撤回闘争の勝利を全体の力でかちとろう」と訴えました。

 松井書記長が、消費税増税による負担増に対応するために「誰でも月額1万6千円以上・時給120円以上の賃上げ、関連会社を含め年収200万円・月額17万円・時給1千円未満の賃金をなくすこと、高年齢者の賃金水準の改善や非正規労働者への差別待遇改善」などを柱とする春闘要求案を提案。

 各支部からは、「60歳定年再雇用で積立保存休暇が引き継がれるようになった」「労災認定された組合員からの金銭補償よりも67歳まで治療しながら勤務したいという要求を大切にして交渉している」「機械作業に従事している嘱託行員(非正規)にも、正行員同様『特別健康診断』を実現させた」「不祥事以外の事案での降格人事が生まれている」「組合員の人事考課フィードバック面接に組合役員も立ち会い、組合員に歓迎されている」「メンタル不全者の職場復帰に向けて丁寧な対応を最優先して要求している」「組合への言論弾圧などが相次いでいる」「将来有望な若い人材が加入し、展望が開け、楽しみになってきた」ことなどが、次々に報告されました。

 討論の中で、「金融ユニオンの春闘要求案はどうですか?」と問われた組合員からは、「この要求は私たちの『夢』です。実現できたら素晴らしいことだなあと思っています」との感想。

 討論を通じて厳しい情勢に変わりはないものの、『何とかしなければ』と組合の仲間が思い始めて、足を踏み出してきていることに、展望を見い出すことができました。

 全ての議案が満場一致で採択された後、山﨑副委員長が「非正規労働者のたたかいで最先端の取り組みを、引き続き進め、17年ぶりのベースアップを実現させるため、賃上げを正面に据えてたたかおう」と閉会挨拶を行いました。


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