2014/04/23

復職求め、元気に証言 アメックスNさん解雇撤回裁

 4月23日、2012年12月に休職満了解雇され、東京地裁に地位確認と復職を求めて提訴していたNさんの裁判がありました。

 この日は、会社側の人事担当者、Nさんの休職前の上司とNさんが証言しました。

 当初、会社側は尋問前日に、証拠としては裁判官も認めないような解雇後の傷病手当請求に関する主治医の診断書を提出するという姑息な行動を取ってきました。会社側証人は、裁判官の質問で質されるような「休職期間中の復職をめざして、Nさんが取り組んでいたリワークの取り組みを形だけのものにしていた」ことも明らかになりました。

 復職を認めなかった診断書にある「日中の眠気」の内容も具体的にどう職務に影響するかも「健常者でも眠くなるものとの違い」も明らかにすることができませんでした。

 Nさんは、休職前の仕事ぶりがいい加減であったとの会社側の主張に対し、社会保険料の請求と支払予定金額の違いの修正など正しく処理してきたことなども明らかにして具体的に反論しました。

 また、以前「名ばかり管理職」の時間外問題で会社の対応を改善させたこと、産休明けの彼女に不当な退職勧奨をされていたことなど「彼女の復職を快く思っていない」会社の本音を明確にして、傍聴者にもNさんの復職への思いがしっかり伝わった証言でした。

 証人調べ終了後、裁判官から和解の打診もありましたが、5月30日の和解協議では、判決を求める方向で進むことが決まりました。

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