2014/04/30

不正融資の認否を-武生信金-第一回口頭弁論

 4月30日、武生信金に対して「解雇は不当」として地位確認などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が福井地裁で行われました。

 裁判所は、武生信金側に「不正融資の事実を含め、訴えに対する認否を行うよう」指示。

 原告の意見陳述では「会社が労働組合にも何の釈明もせず、これまで正されてこなかった不正融資を公益通報するためにメールへのアクセスが唯一の手段だった。武生信金がまともな金融機関となるため、職員として戻って仕事がしたい」と述べました。

 この日の裁判には、金融労連(金融ユニオンから6人)や福井県労連の仲間を中心に報道関係、家族・親戚なども含め40人を超える傍聴者で席が埋まりました。

 裁判後に行われた報告集会では、武生職組のH委員長が「裁かれるのは不正融資をした経営者。なぜ告発した2人の仲間がこのように解雇されなければ怒りでいっぱいだ。絶対に負けるわけにはいかない」と支援を訴えました。

 次回は、6月4日(水)午後3時から、進行協議。同3時20分から第2回口頭弁論が行われます。

 裁判前日に越前市内で行われた対策会議・激励会には14人が参加し、今後の取り組み方などについて意見交換を行い、交流しました。


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