2014/05/27
年越し派遣村の反省は何処へ
-派遣法改悪を許さない緊急集会-
大阪では5月27日、「労働者派遣法改悪を許さない緊急集会」が開催され、金融ユニオンからも6人が参加しました。
この集会は、派遣法の改悪が、派遣労働者はもとより、正社員や直接雇用の非正規労働者にも重大な影響を与えることを学習するために開催されました。
大阪民主法律協会・事務局長の中西基弁護士が講演を行ない、反撃のポイントとして、
- 派遣でなければ何故ダメなのか、労働者にはメリットがあるのか
- 労働基準法第6条の「中間搾取の禁止」をもとに、直接雇用が大切であり責任の所在が曖昧になること
- 雇用の安定によってこそ、結婚できない人の増加に歯止めがかけられ少子化の改善が図れることや、有休取得等の権利行使が図れること
- 個人加盟労組は個別紛争の解決で精一杯の状況であり、大きな労働組合がもっと労働条件の改善に本気で取り組まなくてはならないこと
など強調し、「年越し派遭村」の悲劇を再燃させるような、今回の派遣法大改悪をストップさせようと訴えました。