2014/09/19

大阪A信組第2回地位確認裁判
「何かわるいことしました?」
試用期間延長したあげく解雇

 A信組(大阪)が新入職員を試用期間延長・満了解雇した事件は、9月19日に大阪地裁で第2回目の裁判が開かれ、30人の仲間が傍聴に駆けつけましたが、改めて金融期間の急激な「ブラック化」が浮きぼりになっています。

 これが許されれば、入社試験や面接などせずに採用しても、事務ミスでもあれば、「試用期間」を口実に簡単に解雇できることになります。

 組合が本人から聞いた話と会社側から出された答弁書を見た限り、彼が解雇はもちろん、譴責処分を受けるような悪い事をした事例は何ら見当たりません。いずれも「今度からこういうふうにしたほうがいい」という改善指導で済まされる行為に過ぎません。

 本人は「前回陳述した相手の答弁書には、明らかな嘘も多く含まれており、大変憤りを感じました。しかし、ただ憤りを感じていただけでは、何も始まらないので弁護士さんや、労働組合のみなさんと協力して頂き、相手の嘘をあばくことができ、良い準備書面を作れたと思います。まだまだ裁判は続きますが、絶対に勝利を勝ち取り、試用期間の安易な解雇はできないということを、会社や世間に知らせていきたいです」と感想を述べています。

■ 次回(第3回裁判)

12月12日(金)10時~大阪地裁611号法廷


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