2014/11

職場だより|ボールペンインク切れに激怒する役員

 金融機関の職場で発生した出来事を一つ紹介します。

 ある金融機関の役員が、店頭で振込み用紙に記入していたところ、途中で備え付けのボールペンのインクがきれたのか、文字がかすれてしまい、窓口の女性から「すみませんが、もう一度書き直していただけませんか」と言われ、店頭で激怒する事態となりました。

 慌てた支店長が、役員の所へ謝罪に。

 しかし、窓口の女性は、役員だからといって「代筆」するなど、特別扱いをしなかったことは、むしろ正しい対応ではないでしょうか。

 支店長も役員に謝るのではなく、対応した女性に「君の対応は間違っていない。激怒する役員が間違っている。気にするな」くらいのことを言って欲しかった。

 現場では、毎日、ボールペンのインクをいちいち点検している余裕などないことを、経営者として肝に銘じて、改善策を検討されてはいかがでしょうか。

 恥を掻かせない為に、今回金融機関名を記載しなかった配慮に感謝してもらいたいものです。

(近畿支部)


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