2014/11/06

ボランティア日記 その③
東日本大震災被災地 -岩手県山田町浜川目-

東日本大震災被災地でボランティア活動

「仮設住宅入居の皆さんと」

 Aさん宅に私たちが伺った時、ちょうどお友達が集会所に行くよう誘いに来たところでした。お友達に「あとで行くよ!」と声をかけ、案内された部屋の中には手造りの作品が飾られていました。聞くと仮設に来てから始められたそうです。作品のそばにはご主人の遺影が飾られていましたが、ご主人の話をしてくれました。

 「真面目な漁師で一生懸命働くだけで、楽しいことなんてなくて離婚しようと思ったこともあったけど、相談した人に『真面目に働いてしっかり生活をささえてくれているのに離婚する理由にはならない』って言われて考え直したんだよ」なんて言葉も飛び出しました。

 現在息子さんと二人暮らしで、お孫さんはお母さんと別のところで高校生活をしていたが、いじめに合い、進学はせずに山田町に帰って社会人になった。同じ仮設住宅の別の部屋にお母さんと暮らしていることなど明るく話されました。

 作業中に外へ出たAさんの手には、私たちに食べさせようと買ってきた南部せんべいが…
仮設住宅には買い物に行けない人たちのために、食料品などを移動販売の車が来てくれて、とても助かっているようでした。

(静岡・S)


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