2014/11/06

ボランティア日記 その④
東日本大震災被災地 -岩手県山田町浜川目-

東日本大震災被災地でボランティア活動

エアコン掃除に励むSさん

 Bさんはご主人と二人暮らしで「前に回覧があった時に頼んでないけど・・」と、遠慮されながら案内された部屋のエアコン・台所の換気扇のお掃除をしながらBさんとお話しました。

 Bさんは最近体調が悪く、目まいがしてすぐに転んでしまうので外に出るのも不安であまりでられないとの事。家事をするのも負担のようでした。それでもご主人の面倒は見なくてはいけません。

 エアコンのフイルターを見ると毛布のようにぎっしりとほこりが詰まっていました。「これで暖かくなるね」と言葉を交わす私たちもうれしい瞬間です。

 仮設は狭いうえに収納できるスペースもないのでどのお宅もモノがあふれていました。

 高齢の方は換気扇の使い方が分からなかったり、赤十字から支給されたという掃除機も箱に入ったままだったり、また使っている人も掃除機のごみ袋がいっぱいになっていても気づかなかったり・・・、物干し竿はどの家も同じ高さで固定されていて、干しながら転んでしまったと話してくれた方もいました。

 一つ一つ不便なことを言ったらきりがありませんが、日々の生活に関わる事にどれほどの不便を感じ、どれほどの我慢をして生活しているのだろうと思うと、どうしようもない悲しさがこみ上げてきました。

(静岡・S)


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