2014/11/06

ボランティア日記 その⑥
東日本大震災被災地 ―岩手県釜石市―

 「釜石の悲劇」釜石市の鵜住居地区では、本来の避難場所ではない防災センターで、3回避難訓練を実施していたことから避難所と誤解され、241人が避難して207名が犠牲になりました。

 隣にあった保育園の園児2人も保育士と一緒に避難しましたが、津波が押し寄せて天井から数センチの隙間で、子供たちは助かり保育士1人は行方不明となった。

 そう話してくださった釜石市社会福祉協議会の事務局長さんは、震災のあった2011年3月をもって退職予定でしたが、現在も事務局長として通常の業務のほか、震災についての語り部としても活動されています。

 その方が最後にお願いとして話されたのは、「防潮提や道路の整備などは、少しずつ復興の兆しは見えていますが、被災者は未だ生活の再建に至っていない方々も多くいます。被災地の事を忘れないでほしいと思います。」と述べられました。

(静岡・S)


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