2014
2014' 職場と生活アンケート集計結果(金融ユニオン分集計結果)
- ■15春闘賃上げ要求額平均 月額12,500円・時給161円
- ■健康・仕事・職場への不安も増大
- ■消費税増税「賛成」4%
- ■原発再稼働「賛成」5%
金融ユニオンでは、昨年12月末までに報告があった「職場と生活アンケート」金融ユニオン取組分(東北・東海・近畿支部)の集計結果をまとめました。
それによると、賃上げの平均要求額は、月額12,500円(前年18,205円)。時給161円(前年180円)となっています。
正規・非正規とも前年を大きく下回る要求金額となりました。
特に正規の女性の要求額は9,143円と1万円を割る結果となりました。
しかしながら、消費税増税賛成は、わずか4%と前年度調査の9%を大きく下回り、生活実感も「かなり苦しい」、「やや苦しい」と回答した人は53%と過半数を占めており、深刻な生活困窮実態が、賃上げ要求にストレートに反映されていない一面も見られます。
時給161円の引き上げ要求は、年間1,800時間フルタイムで換算すれば、月額2万4千円余りになり、正規労働者の賃上げ要求平均の12,500円を大幅に上回っており、 「正社員との格差」(56%)「低水準の賃金」(42%)への不満は今回も1位、2位にあげられています。
仕事・職場での不安・不満や政府に対する要求項目の上位5位は別表の通りです。
15春闘では、私たち働く者の思いや願いと反対の政治がさらに加速されようとしているだけに、政治課題にも目を向けていくことが大切です。
2月8日の金融ユニオンの中央委員会で春闘要求が決定されますので、いま職場で取り組み中のアンケートがありましたら、至急、西日本事務所まで送ってくださるようお願いします。
「職場と生活アンケート」金融ユニオン取組分(東北・東海・近畿支部)の集計結果
非正規 | 順 位 | 正 規 |
---|---|---|
正社員との賃金・労働条件の格差 (56%) |
要員が足りない (58%) |
|
賃金が安い (42%) |
リスク商品などのノルマ追及 (36%) |
|
同僚・上司との人間関係 (26%) 休暇がとれない (26%) |
職場の人間関係 (30%) |
|
- | 仕事が待遇面できちんと評価されない (25%) |
|
仕事がきつい (25%) |
年休や代休がなかなかとれない (21%) |
非正規 | 順 位 | 正 規 |
---|---|---|
景気・物価対策、中小企業振興 (69%) |
景気・物価対策、中小企業振興 (44%) |
|
年金改悪中止、最低保障年金確立 (58%) |
年金改悪中止、最低保障年金確立 (43%) |
|
消費税増税阻止、 大企業・富裕層への課税強化 (49%) |
原発再稼働阻止 再生可能エネルギーへの転換 (33%) 消費税増税阻止、 大企業・富裕層への課税強化 (33%) |
|
食の安全・食料自給率向上 (33%) |
- | |
医療・介護総合法の施行中止、 保育制度の改善 (30%) 原発再稼働阻止、 再生可能エネルギーへの転換 (30%) |
震災復興、被災者の生活再建 (31%) |
回 答 | 男 性 | 女 性 | 合 計 |
---|---|---|---|
● 不安を感じる | |||
● やや不安を感じる | |||
● どちらともいえない | |||
● ある程度期待している | |||
● 期待している |
回 答 | 男 性 | 女 性 | 合 計 |
---|---|---|---|
● 賛成 | |||
● 反対 | |||
● どちらともいえない |