2015/08/10

メンタル不全と非正規の雇い止めについて

 職場でパワハラに遭遇し、メンタル不全に陥り休職してしまい、非正規のために雇い止めの危機にさらされ、金融ユニオンに駆け込んでから8ヶ月経ちました。

 この間、皆さんに助けていただき継続雇用を求める団交を銀行側と数回行ない、半年間の継続雇用を勝ち取りました。また、分会会議や支部大会、女性のつどいなどに参加させていただき、労働組合の役割や求められているものなどを皆さんから教えていただいています。そして、労働学校やパート非正規連合、女性差別をなくす会などで、他業界の労組の方々と交流させていただき、充実した日々を過ごしています。

 今、パワハラは全労連の労働相談の中で、最も多くなっているそうで、根絶させていかなくてはならない切実な問題です。それに、たとえ業務上のストレスによる精神疾患発症であっても、企業側が非を認めようとせず、休職してしまった非正規労働者を雇い止めにしようとします。

 「有期雇用である非正規雇用を選んだのだから仕方がない」という自己責任論を唱える声もありますが、20代の約半数が非正規労働者である状況下では、メンタル不全と非正規の雇い止めの問題は今後、増えていくのではないでしょうか。

 このような世知辛い世の中ですが、個人加盟ユニオンというのは、社会における草の根のセーフティネットであると実感しています。

(東京分会・M)


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