2016/11/10

分会だより|次長職相当を要求中 -新生銀行で上席推進役-

 地方銀行から新生銀行へ、支店長代理として転職して10年になるSさんは、本部で次長職相当の業務を担当していたことから、定例昇格時の7月に上席推進役への昇格を求め、今年4月から団体交渉に取り組んでいます。

 新生銀行では、中途採用者の処遇が、旧長銀入行者と比べて差別されていると、多くの人たちに受け止められています。

 Sさんは入行の翌年の梅田支店時代に実績を上げているにもかかわらず、リストラ対象者として退職勧奨され、それ以降5年間は低い評価を受けてきました。

 その後、仕事ぶりを認められて本部へ転勤し、上席推進役相当の業務を行ってきましたが、今年7月の昇格は実現しませんでした。

 多くの中途採用者は、短期での成果を求められています。現場の上司とスムーズな関係が構築できないことで、差別的な評価を受けている人たちが多く存在しています。そのような状況に見切りをつけて退職する人も相当数います。

 公的資金を返済出来ていない唯一の銀行でありながら、当局からは人件費が日本一高いと指導され、社内ではこのような差別で取り繕う姿勢が想像できます。

 Sさんの昇格を実現して、多くの中途採用者に対して、公正な処遇が実現する職場を作っていきたいと考えています。

(大阪分会)


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