2017/07/01

時代錯誤の不当扱い 非正規労働者は60歳で雇い止め
-三井住友信託銀行-

 三井住友信託銀行の金融ユニオン組合員は、今年12月で60歳(勤続11年)になるため、これまで1年ごとの契約更新だったのが、今回の7月1日の契約更新は12月末までの期間となりました。

 本人は60歳以降の雇用について、継続雇用を申し出るも職場で明確な返事がないため、組合から雇用継続の申入書を提出し人事に確認したところ、アドバイザー(営業嘱託)職以外の60歳以降の雇用は「銀行が特に必要とする場合」以外は契約更新しないと、M組合員の60歳での雇い止め方針であることが判明。金融ユニオンは至急団体交渉の開催を申し入れました。

 非正規であっても、年金が60歳から支給されるわけではなく、高年法の趣旨からも、最低限、年金受給開始までの雇用確保は当然保障されるべきで、労働契約法の趣旨からもこのような合理的理由のない非正規労働者への差別は許されるものではありません。

 既に金融界では、当たり前になっている65歳までの雇用を、根底から破壊する今回の三井住友信託の雇い止めは、何としても阻止する決意です。


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