2017/11/20
大阪シティ信金争議を振り返って-近畿支部-
近畿支部・尾形 諭
11月20日、私の不当解雇問題について大阪地裁で和解が成立しました。
一昨年9月6日の提訴、進行協議中の裁判官からの和解勧告に基づくものでした。悩みに悩んだ末に和解という形を選択しました。
パワハラと長時間労働によりメンタル不全となった私は、完全な人間不信の状態となり、同時に社会的疎外感を味わっていました。症状が少し軽くなってから、あらゆるつてを頼って、社会の表面に浮上すべく、もがき苦しみましたが、全て徒労に終わりました。「全てを終わらせよう」と家族と話していた矢先の2014年4月、金融ユニオンにたどり着くことができました。
「共に頑張ろう」「大丈夫」「俺たちがついている」「サポートする」。これらの言葉は慈雨の如きものであり、ただただ感謝で一杯になりました。そして次の瞬間、思いました。「人生は、やり直せる!」と・・
団体交渉、各種の要請行動でサポートしていただきました。私自身も組合大会などで訴えました。そして支援していただいていることを実感し、体調は回復していきました。
今でも耳の奥に目の奥に残っています。温かい言葉の数々が!そして情景が!
パワハラの現実を涙ながらに話す妻に対して、肩を寄せ合い、手をしっかりと握りしめる女性の仲間。夜の街に激励のエールをかけて下さり、次々と握手を求める仲間・全国から寄せられる温かい言葉とカンパ。
皆様の心からのご支援のおかげで、私および家族は救われました。本当にありがとうございました。
残念ながら職場復帰は、なりませんでしたが、思い残すことはありません。新しい人生に歩み出していこうと思います。引き続き、金融ユニオンに残って微力ながら頑張っていきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。