2019/02/03
金融ユニオン中央委員会開催-春闘要求実現させていこう
2月3日(日)金融労連本部にて第10回金融ユニオン中央委員会が開催されました。
冒頭委員長は、中央委員会の役割を説明するとともに、春闘を闘うために大切な場なので、活発な討論をしていこうとあいさつしました。
以下は、全国から集まった中央委員の意見の要約です。
経営に対しての不安
- ●経費節減とリストラが発表され、会社側には丁寧な対応を要望しているが将来が不安。
- ●店舗の統廃合が今後進んでくるので心配。
- ●今年4月から新人事制度に移行し、職務に対する給与の考え方が一層強くなる。当面、給料が下がる人には不利益部分は移行手当でカバーするが、昇給とベアで償却されてしまう。どこのランクに入るかまだ分からないので心配。
時間外の管理では
- ●労働時間管理がパソコンのログイン・ログオフで管理されるようになったが、いまだに自己申告での時間外手当支給になっている。
- ●ICカードでの入退館管理になったので基本的に、時間外不払いはなくなった。
取り組みの成果では
- ●始業前の仕事の指示について団交で追及し、指示があった翌日からの時間外手当支払いと始業前の仕事指示を廃止させた。
- ●定年退職再雇用で給与が30%ダウンとなったが、交渉で勤務日を週3日、副業可能とすることができた。
- ●インフルエンザ予防接種に対して、会社から千円、健保から千円の補助が出るようになった。
非正規の要求
- ●65歳以上でも本人が希望すれば、70歳までの継続雇用を交渉している。
- ●燃料手当や扶養手当を要求している。
- ●10月から最賃の引き上げに伴い、時間給労働者の賃金が上がったが、各県の最賃が上がらないと非正規の賃金は上げてこない。
また、団交以外でも地元の市民との交流など、全国の仲間が日々、生き生きと活動している姿が発表されました。
19年春闘方針(案)について提案があり、全員一致で採択されました。
最後に政策要求は4月の財務金融行動などで、金融労連と共同して進めよう。各企業あての個別要求では、それぞれの要求を盛り込み、組織拡大を併せておこない、統一要求日に向けて要求書を提出し、がんばろうと力強く意思統一をしました。