2019/08/10
かんぽ生命不祥事件と労働組合の役割
今話題の郵便局。なぜ組合がありながら、経営側に言われるがまま、顧客に不利益を与えてまでノルマをこなそうとしたのか?社員は何も言わなかったのか?そんな疑問が沸きますが…。
昔話ですが、私が最初勤めた関東の信用金庫も組合はあれど「組合役員になり、おとなしく経営に逆らわない方向に組合を導けば、その職員の昇進は約束されることになるんだよ…」と噂される、そんな組織でした。
われらバブル世代は「組合?そんな煩わしいことしないでも会社は過去最高益だからボーナスはたっぷりもらえるはずさ、車買おうか?海外旅行行こうか?そっちを考えた方がいいよな。週末はディスコ行こうか?」と、組合活動には無関心、冷ややかでした。大会を開催しようにも全然職員が集まらず、かと言って委任状も提出せず、なかなか開会できず、ビンゴ大会やって賞品出したり、会場近隣の店舗に組合役員が電話かけまくったりして人集めに必死でした。
今の郵便局、かんぽ生命もこんな組合事情になっていたのでは?
こういう実体験から私は社内労組への期待感が薄いのです。
本当に問題に向き合い、組織と闘うのはこれから私たちユニオンが主役になっていく、そう思っています。
(東北支部・K)