2019/09/10
静岡保険総合サービス(株)から加入 今どきこんなパワハラが!!
<静岡保険総合サービスOさんの机>
5月、静岡保険総合サービス(株)に勤務するOさん(58歳)が、組合に加入しました。Oさんは、2014年6月に同社に入社。営業を担当していましたが、ミスが多い、指示されたことができない、成績が上がらない等の理由で、今年4月から退職勧奨を受け、組合に相談がありました。
5月30日に加入通告を行ない、組合加入後、退職勧奨なくなりました。しかし、再三呼び出しを受け、仕事上のミスを責め立てるパワハラが続き、「金融庁の検査が入ったら、監査部長クビだぞ」「業務改善命令が出て会社がつぶれたら、責任が取れるのか」などと言われました。さらに体臭が強いと、制汗剤を机の左右に消臭剤を置かれました。
7月3日の第1回目の団交では、会社側は「退職勧奨をしたことはない」と発言。組合は退職勧奨時とその後のパワハラについて追及しましたが、「具体的な退職勧奨とパワハラの事項を書面にて欲しい」との会社側の要求に応え書面を提出し、7月24日の第2回目の団交で回答を求めましたが、回答として会社側から提出されたものは、まったく回答と呼べるものではなく、本人のミスを並べ立てるだけで、当事者の聞き取り調査もせず、すべて教育、指導であると結論づけるものでした。組合は到底納得できないと、「回答に対する意見書」と再調査を求めました。
再回答書では、最初の回答書で十分であり、厳しい指導も業務の内容によっては社会通念上許されると解されている。制汗剤を渡したことはなく、机の上に消臭剤を置いたのは、何回注意しても改善されないことから、やむなく置いたものであり、人格を否定するものではないというものでした。組合がパワハラと指摘している指導中の発言については、一切触れることのない、たいへん失礼な回答書であり、今後も納得できるまで交渉を続けます。
(静岡・M)