2019/09/14
パワハラとの闘い・非正規差別是正の前進など一年間の成果を報告-金融労連定期全国大会-
9月14~15日、東京で開催された金融労連第14回定期全国大会に金融ユニオン代議員として参加した黒田委員長は次のように発言しました。
金融ユニオン大会の討論では、非正規差別の改善が少しずつではあるが、良い方向に向けて動き出していることや組合員の手作りによる「憲法カレンダー」の取り組みを広げ、一定の財政活動に貢献できたこと、労働相談を通じて組合加入し、パワハラ的な退職強要をはねかえして頑張っている仲間の状況等が報告された。
また、労災を通じて、会社の冷たい対応に心が折れて現在療養中の「ほけんの窓口」の仲間からは、労災での金融ユニオンの心温まる支援に触れて「病気が治ったら、今度は自分が金融ユニオンの一員として、苦しんでいる人に救いの手を差し伸べて、組合員を増やしていきたい」という決意も表明された。
その他、納得性のある「フィードバック」への改善や、スルガ銀行やかんぽ生命に見られるように、不正事件の原因となっている「収益優先」のノルマの改善、女性からは「ヒールのある靴、ハイヒールやパンプスの着用の苦痛から解放を訴える運動が広がっている。声を出していかないと、どんどんドレスコードなどで縛られる時代に逆戻りすると思う。ケガや病気でもない限り、自由な靴を着用できない状況を変えていきたい」との発言も出された。
さらに「顧客無視」の最たるものとして、最近の両替手数料のあり方に対する不満も出され、秋闘などでも「両替手数料の廃止を正面から要求すべきだ」と顧客本位でない現場の仕事のやり方の改善意見も出されるなど、私たちの運動の成果に確信をもって積極的に運動を進めていくことを確認しあえた、元気の出る大会となった。
個人加盟労組の金融ユニオンの現場の声もしっかり聞いてほしい。などと訴えました。