2019/11/11
利用者要求に回答拒否-大阪シティ信金-
大阪シティ信金は、金融ユニオンの秋年末要求の「両替手数料廃止」要求に対し、11月11日付回答書で「本要求は労働問題と関係しないことから回答は控えさせていただきます」として、利用者にとって切実な問題への解決に背を向けています。労働組合が経営チェックや地域の利用者の声を経営者に要求するのは、間違っているのでしょうか。
同信金は、非正規労働者に対する均等待遇を求める金融ユニオンの臨給要求に対しても「パート職員・契約職員については規程により賞与の支給はありません。嘱託職員(定年再雇用)については嘱託職員就業規則により1カ月分を支給する予定です」と規程や規則を理由に非正規差別を当然視する回答を続けています。
社会全体が、非正規差別解消に向けて取り組みが進み、裁判でも差別が断罪されているにもかかわらず、差別規程・規則を見直そうともしない同信金の対応は、労働組合無視の不当なものと言わざるを得ません。
(近畿支部)