2020/03/12

優越的地位による「顧客本位」原則破壊を改めよ!-近畿財務局要請-

近畿財務局要請

<近畿財務局要請>

 3月12日、大阪総行動の一環として、みどうすじ総行動実行委員会と財務省・金融庁包囲近畿大行動実行委員会の共同で、近畿財務局要請が行われました。今回は、新型コロナウイルス問題もあって、人数を絞った代表団10名での要請となり、金融労連からは4名が参加しました。

 金融労連の参加者からは、コロナ対策の緊急融資制度の基準などの照会や、地方銀行の再編問題、手数料問題、京都北都信金でのパワハラ問題などを中心に要請が行われました。

 特に手数料問題では、「『顧客本位』の業務運営の原則が、金融機関の優越的地位の乱用によって『収益本位』に逆戻りして、利用者、特にインターネット難民・キャッシュレス難民と言われている高齢者や中小業者などの社会的弱者に店舗統廃合ともあいまって犠牲を強いる形で現れている。その最たるものが両替手数料や硬貨入金手数料だ。手間ひまかかると言うのであれば、機械でカウントするのに101枚から500枚の硬貨入金で手数料550円、501枚から1000枚で1100円、それ以降500枚ごとに手数料が550円ずつ加算されていくように2倍も3倍も手間ひまがかかるわけでもなく、入金額の金額を上回るような手数料は誰が考えてもおかしい。これは個別の経営判断で済まされる問題ではなく、金融庁の掲げている方針・大原則にも反している行為であり、ただちに改善指導されるべきものだ」と強く申し入れました。


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