2020/04/10
4月から暮らしどう変わる?
昨年10月から消費税が10%に増税され、家計は苦しくなっているのに、新型コロナウイルス感染拡大で国民生活は未曽有の危機に直面しています。
そのうえ4月からさらに各分野で負担増が目白押しです。
【商品・サービスの値上げ】
- ●日清オイリオが家庭用食用油を1キロ当たり20円以上引き上げ。
- ●東京ディズニーランド・シーが「一日パスポート(大人)」を700円引き上げて8200円に、同シニア料金も800円引き上げて7600円に、同(中人)も400円引き上げて6900円に(新型コロナウイルス影響で休園中)
- ●日本郵便のクリックポスト
(全国一律料金でポストから送れる)188円から198円に - ●アマゾン通販サイト出店者の商品配送代行手数料 全サイズ14~158円値上げ
- ●リクシルのトイレ、浴室など建材・設備 1~15%値上げ
- ●TOEIC受験料(英語コミュニケーション)5830円から6490円に
- ●東京国立博物館観覧料(平常展)一般620円から1000円に、大学生420円から500円に
- ●京都・奈良国立博物館観覧料(平常展)一般520円から700円に、大学生260円から350円に
- ●九州国立博物館観覧料(平常展)一般430円から700円に、大学生130円から350円に
- ●旭山動物園入園料(4月29日から)高校生以上820円から1000円に、市民特別料金590円から700円に
【銀行の手数料など(税込み)】
- ●ゆうちょ銀行ゆうちょ間送金(ATM)月1回まで無料だったのが、回数に関わらず100円
- ●ゆうちょ銀行の振替口座加入者への通知郵送 無料だったのが1通につき110円に
- ●みずほ銀行振込(ATM同一店内、3月以降)現金3万円未満の場合 110円から220円に、現金3万円以上の場合 330円から440円に、キャッシュカードの場合 無料だったのが220円に
- ●三菱UFJ銀行の提携コンビニATM 平日8時45分~18時 利用手数料(5月以降)110円から198~220円に
- ●三菱UFJ銀行硬貨入金
ATM両替機は既に10枚以内限定の取り扱い。加えて窓口での101枚以上500枚までの硬貨入金手数料550円、以降500枚増える毎に、550円の手数料が累積加算 - ●三井住友銀行の手形帳・小切手帳代金 1冊2200円から1万1000円に
【医療・介護・年金】
- ●国民健康保険料
4月から国保料を軽減している市区町村に対し保険者努力支援制度の交付金を減らす措置を導入したため、大半の市区町村で値上げが予想される。 - ●協会けんぽ(3月分保険料、4月納付)
健康保険料率(労使折半) 21道府県で平均10%値上げ
介護保険料率(全国一律、労使折半)1.73%から1.79%に - ●大企業の健康保険組合(健保連試算)
健康保険料率(労使折半):2019年度平均9.218%から2022年度9.8%の見通し
介護保険料率(労使折半):2019年度平均1.573%から2022年度2%の見通し - ●国民年金保険料(月額):1万6410円から1万6540円に引き上げ
- ●紹介状なしでの大病院受診の特別料金 初診5000円以上
再診2500円以上の徴収義務化を400床以上の病院から200床以上の病院に拡大
【2020年度年金支給額】
マクロ経済スライドが2年連続で発動され、実質0.3%減になる。
個人消費はますます冷え込み、たとえ新型コロナが収束しても消費不況から抜け出しようもありません。保険料などの軽減、そして消費税率の引き下げが今こそ求められています。国民に「不要不急の外出自粛」を言うのであれば、政府自ら「不要不急」の軍事費や大型公共事業費などを削れと言いたいです。