2020/06/10
今、職場では何が―コロナ禍の職場状況
- ❶メガバンクのY支店でも人を減らして支店運営をしています。支店長の方針で、正行員は出勤7割ぐらいで組まれ、週1回自宅待機扱い。パートなど契約社員は週1回出勤で残りの7割ぐらいは自宅待機。例年4月・5月は、口座振替や自動車税で事務量が増える時期にも関わらず、また来店客は例年どおりなのに、労働者を削っています。
4月は「コロナ対応」と称して店頭の除菌清掃や、ビニールの幕張りなど時間外での準備・雑務が出勤した人ばかりに重くのしかかり残業続きでした。
通勤時間の長い人や混雑がひどい電車通勤の人は、早朝出勤や時差勤務(遅出)で対応しているので、その分のしわ寄せは近距離通勤の人に及んでいます。みんな体力的に、もうギリギリのところに来ていますし、慣れない人が交代したばっかりにミスも出ています。
20人ほどの小規模店舗では特別融資の担当者が支店長なので、店頭での相談の有無は聞こえてきません。
本部からはロビー案内・簡単な内部事務の応援が週1~2回来ています。
GW連休明けの職場は、店頭も一段落している感じでした。
もうすぐ始まる10万円給付が金融機関にどう影響するのか、緊急事態宣言が解除されて手控えていた諸届がどう来店者数に影響するのか、私には先が読めず、怖いです。
「インターネットで銀行窓口に来ることなく、手続できます」のコマーシャルがこの間に利用者に浸透しているのか不安です。
* * * * * * - ➋某地銀の支店では、女性行員が2~3日ごとの交代勤務をしており、店内で働く女性人数を半分にしています。コロナ関係の相談は外交係が中心に受けています。
この間、行員に一律10万円、準ずる職員には5万円が「特別手当」として支給されました。この銀行は外に向かっては「女性が働きやすい銀行」として発信していますが、婚姻や出産を機に、退職またはパート職になったケースもあります。
一律10万円等の支給で、「親切な銀行」だと思われるかもしれませんが、この2年間で残業代を3~4割カットしたため、これくらいでは足りません。
日本全体の緊急事態であっても内部留保を増やそうとするのは理解できません。