2020/06/10

職場だより 特別定額給付金の銀行口座の指定は?

 2019年12月新聞、テレビなどで、三菱UFJ銀行が不活動口座の口座管理手数料の新設を考えていると報道されました。

 その報道により、営業店の店頭にはお客さんが殺到。手持ちの利用していない口座を解約に来店されました。窓口では、住所、氏名等変更があれば変更届、喪失していれば喪失届を受け入れと手続きに従い対応していました。特に古い通帳は休眠口座になっている場合もありますので、12月の繁忙月とも重なって悲鳴を上げていました。

 本部の臨店時や団交の場でも実情を訴えました。その結果、手続きが簡素化され、窓口の混乱も収まって行きました。

 そして、今回の新型コロナウイルスの感染拡大による10万円の特別定額給付金支給については、大部分が銀行口座へ振込と決まりました。給付が決まったとたんに疑問と心配が湧いてきました。日常的に利用されていない口座を指定されはしないかということです。

 休眠口座を指定された場合は、振込が入ってきている以上は口座を復活させなければいけません。通常は、資金が来ているので口座を復活するように本部から指示書が来て営業店が事務処理をし、お客さんに連絡、来店してもらって通帳繰越しの流れです。

 今回は、給付が始まる前に営業店の事務負担が考慮され、事務センターで口座復活と振込入金を担ってもらえることになりました。営業店では、通帳繰越しとお客さんへの説明のみです。

 何度も、合併や支店の統廃合をしてきた銀行は、支店番号の変更や口座番号も変更になっているところもあります。休眠口座に移行することも、いずれもお客さんからすれば銀行が勝手にしたことなのです。心配は尽きませんが、事務負担は確実に軽減されました。

(東海・K)


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