2020/07/06

七夕に「織姫」が組合加入通告-近畿支部

 7月6日、金融労連西日本事務所に労働相談に来られた銀行への派遣労働者である女性Mさんが、翌7月7日の七夕の日に、金融労連西日本事務所の近くにある、派遣会社の大阪本社に組合加入通告を行いました。

 Mさんは、コロナ禍の影響で、まだまだ銀行の営業店ロビーでの勧誘活動が難しいなか、外訪も加わる新しい営業の業務を、1カ月の短期契約更新で提示されました。

 この銀行で3年間、勤務して実績も上げてきた自負もありましたが、今後の雇用への不安と、徹底されないままの現場でのコロナ対応の改善を求めて、その場で組合加入されました。

 西日本事務所での労働相談には、金融ユニオンの中執2名、翌日の加入通告には、両名と大阪分会長とご本人の4人が参加しました。

 組合加入通告の際の話し合いでは、会社側があらかじめ金融ユニオンのホームページを見て予備知識を習得しておられたことに参加者もビックリする一幕もありました。

 最期に、今月中の団体交渉開催を確認して、加入通告を終了しました。Mさんから組合加入の感想が寄せられていますので紹介します。

組合加入の感想 〝百戦錬磨の組合は私の強い味方〟

 長年、銀行と闘ってきて実績を積んだ勇者の方々にご一緒して頂き、私としては一人で交渉しての進捗とは大きく違い、派遣元、派遣先と同じ土俵にやっと立つことができたという思いが帰宅してからも感動し、涙が溢れました。本当に有難うございます。

 今までクレジットカード獲得業務を推進してきましたが、決済端末の導入の新しい内容が評価対象となり、しかも一ヶ月という超短期間の雇用契約で『向き不向きを評価する』という有り得ない提示に許せない思いもあり、実際に『その期間では到底無理であること、もう少し長い期間で評価していただかないと話にならない、コロナのご時世で今までと世界が変化した中で昨年と同じように営業ができない中で、向いてなかったというような評価はやめたってくれ』と提起して頂いたことなど、やはり自分一人ではこのような提起は出来ませんでした。さすが、百戦錬磨の組合だと感動しました。

 今は、もうプラス思考にまで転換できました。やはり金融ユニオンがついているという強味だと感じています。

 私に何が出来るかと言われると、今のところ知識も知恵もないので勉強しながら、持ち前の『天然と明るさ』や『前向きになれるような楽しさ』をお力添え出来ればと思っています。宜しくお願いします」


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