2020/08/10
ついに昇格差別を是正へ -新生銀行-
2016年に中途採用者に対する昇進昇格差別の是正を求めて組合に加入し団体交渉を続けてきた新生銀行のSさんの昇格が、今年7月の昇格見直し時に発令されました。
Sさんは、中途入行2年目に退職勧奨を受けたことから「地方の支店で仕事をしている当時の評価があまりにも恣意的なものであった」ことから、社内で広く行われている中途入行者全体に対する公正な評価と、自らの昇進昇格差別の是正を求めて交渉を行ってきていました。
そしてようやく、本年7月、従来の部長代理から管理職である業務推進役への昇格が実現しました。
Sさんは、「団交で自分の主張をするにあたり、組合の皆さんの援助は、大変心強いものでした。また組合への加入が、支店への転勤にあたり恣意的な評価ダウンを許さない抑止力になっていました。安心して働くために、組合への加入を皆さんにも是非お勧めします」と述べています。
明らかに「恣意的な評価」だったと思われる個人評価を「総合的な判断」の一言で認めようとしない、銀行の頑固な姿勢を、ようやく崩すことができたのは、これまで団交に参加してきた仲間にとっても大きな喜びとなっています。
(近畿支部)