2020/10/17

金融ユニオン 京都北都信金分会を結成

 10月17日、京都府綾部市の市民ホールで、京都北都信金のOBが中心となって「金融ユニオン京都北都信金分会」の結成大会が行われました。

 結成大会で確認された運動方針では、『京都北都信金従組は、2002年11月の5信金合併前結成した歴史的・感慨深い「10・6組合統一大会」の後第二組合が結成され分裂しました。しかし、長年にわたり従組幹部を中心とした多くの仲間の懸命なる奮闘により今もなお多数派組合を維持し、金融労連加盟の中で、西日本最大規模を有する唯一の組合です。

 長きにわたり組合の中心的存在として奮闘してきた幹部活動家が、ここ数年間で定年等により次々に退職し、対策強化が重要な課題となっている状況の中で、永年労働運動に関わってきた従組のサポーターとして、状況打開の為に協力共同の立場で、現役の幹部、組合員を励まし、知恵と力を出し合い、仲間の要求実現に向けた取り組みや学習活動・組織活動の改善策など必要な支援・アドバイス活動を展開します。また、全国の仲間とも連帯し金融労連の活路・活性化・再構築に向けた活動に努めます』と、分会結成の趣旨と方針が述べられています。

 結成大会には、金融ユニオン本部・近畿支部・東海支部・大阪分会、さらには、10年ほど前から定年退職が続き組合運営の危機的状況の中でOBのサポートによる組合存続を果たし、現在も奮闘されている「函館信金従組」からもメッセージが届けられました。

 分会の結成を祝して、金融ユニオン本部から参加した田畑書記長は「激動の時期に共に闘ったOBの皆さん熱い思いに深く感謝します」と挨拶し、さっそく憲法カレンダー販売への協力を訴えました。

 討論では、9月に行われた「京都北部の経済を語り合う集い」に参加した中での感想や、従組の組合員拡大の取り組み、職場では「仕事のさせられ方や経営のあり方を憂慮している」心ある仲間の声も反映させていきたい、組合へ新たに成果主義賃金導入が提案されていることなどが出されました。

 10年前に結成された管理職組合の仲間からは、合併前の旧態信金で役職定年による賃下げに加えて臨給削減など二重の賃金ダウンでひどい目にあった実体験の報告、大阪シティ信金では定例賃金の人事考課と臨給でのダブル人事考課によって、組合員の20年以上にわたる臨給の平均支給額との格差が1400万円以上にのぼっている実例なども紹介されました。

 分会規約、運動方針案、組合財産と暫定予算案など、全ての議案全員一致で採択され、新役員が選出されました。金融ユニオン所属の「京都北都信金管理職分会」の組合員全員が「京都北都信金分会」に合流して発足しました。


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