2021/02/07

力を合わせて非正規差別是正と闘う仲間を元気にする春闘に
金融ユニオン第12回中央委員会開催

 2月7日(日)、金融ユニオン第12回中央委員会がリモート会議で開催され、全国から中央委員・本部役員・オブザーバーが参加しました。

 今回は、昨年来、リモートでの諸会議開催に奮闘中の中央委員(東北)を議長に選出しました。

 冒頭、黒田委員長は、森元首相・東京オリンピック、パラリンピック大会組織委員会会長の女性蔑視発言を採り上げ、調査可能な世界153ヶ国中、121位の下位に置かれたままの日本で「ジェンダー平等」に向けた取り組みが急務であることを強調。

 非正規雇用の7割近くが女性という日本の現実は、このコロナ禍で、非正規の特に女性の解雇・雇い止めなどに直結している。その一方、株価だけが上昇を続ける異常な状況を今春闘で変えるため、活発な討論を呼びかけました。

 続いて各支部から「後継者不在」「コロナ禍で団体交渉もなかなか開けなかった」「非正規にも臨給が支給された」「コロナ禍でストレスが増大し、心の病の悪化が進んでいる」「コロナを口実にした団体交渉拒否や労働者がバラバラにされている」「内部通報者への報復的処分がまたまた行われている」「非正規にも『金一封』の臨給がようやく支給された」「OBが中心となって分会が結成された」「金融ユニオンに寄せられるマスコミの取材が増加した」「派遣労働者の首切りが通告された」等が次々と報告されました。

 議案提案後の討論では以下のような職場の状況の報告が行われました。

  1.  ●職場と生活アンケートで1500円以上の時間給の人はわずか3.7%にすぎない。これは東京だけでなく全国どこでもほぼ同じという最低生計費調査の結果で出された時間給1600円程度の水準さえクリアされていない。最低生計費以下の賃金水準で働かされている非正規の金融労働者の生活改善のためにも、この時間給水準を今春闘で引き上げることが求められている。副業で要求が見えなくなることのないように、金融機関での8時間労働だけで副業せずに生活できる賃上げ要求をぶつけたい。
    健康まで会社に差し出すような働かされ方を変えていくことがぜいたくとは思えない。
  2.  ●5年前に退職して、現役の頃を思い返して今と比べると、逆に悪くなっていると感じる。今フードバンクで学生などを支援している活動をやってみて、本当に国民の生活悪化が進んでいることがわかる。厳しいけど時給を上げなければダメだと思う。
  3.  ●会社が副業を「認める」と偉そうに言うこと自体、おかしい。副業しないと生活できない賃金しか払っていない会社経営を恥じるべきだ。
  4.  ●金融労連だけでの賃上げは困難。地域の労働者・労働組合・業者などと幅広く声を上げれば、ひとり10万円の給付金に続く成果は可能だと思う。
  5.  ●ハローワークの担当者が非正規化して、首を切られそうな不安定雇用の人が、求職相談に対応している異常な事態が公務の職場でも広がっている。簡単に首が切られ担当者がコロコロ変わると仕事の伝承が不十分で労働の質が落ち、サービス低下につながっている。
  6.  ●店舗の統廃合、事務の合理化によって労働者が「楽になっているのか」報告が全く上がってこないし、銀行側も回答しようとしない。
  7.  ●一人暮らしの労働者にとって臨給支給への思いは切実だ。
  8.  ●非正規労働者が「臨給をもらえるだけでありがたい」というのが本音だとは思えない。不満を声に出せば「不満分子」扱いされたり、「組合と一緒に頑張れば」などと色分けされたりするのを避けたいという思いも根っこにはあるのではないか。少なくとも高裁段階で非正規の臨給60%、退職金25%が均衡待遇水準という判断が出された以上、組合も活用すべきではないか。
  9.  ●経営側は最高裁が臨給を「支払わなくてもよい」という勝手な解釈をしているようだが、実際には最高裁も「労使間で決めること」ということで「支払わなくてもよい」などとは言っていない。決して負けてはいないので、あきらめずに頑張りたい。
  10.  ●手当・休暇などで非正規差別の改善が進んでいるのは、裁判所も従来の考え方を変えざるを得ないところにまで、世論を無視できなくなっていることの現れだと思う。

など率直な意見が出されました。

 その後、春闘方針(案)、次年度の役員定数、選挙管理委員会の設置について満場一致で採択されました。

 最後に中村副委員長がまとめと閉会のあいさつを行い終了しました。


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