2021/02/10

利用者・労働者の切実な声に応える経営を! 
三菱UFJ銀行(大阪)要請

 金融ユニオンは2月10日、みどうすじ総行動実行委員会と大阪労連の仲間と共に、三菱UFJ銀行の大阪営業部に要請を行いました。
今回はコロナ禍の緊急事態宣言のもとでの要請のため、銀行と組合が別室でのズーム形式で行われました。

  1. 「コロナ禍での非正規切りはない」と明言
    組合は、コロナ禍のもと、SMBCで行われようとしている派遣切りを紹介したうえで、三菱UFJ銀行の動きを質問。銀行は「この時期に派遣労働者の契約を打ち切るというようなことはない」と明言しました。
  2. 「寸志」の非正規賞与が「均衡待遇」?
    金融ユニオンが今春闘で主要課題の一つとしている、非正規労働者の待遇改善について、組合からは「昨年度から始まった非正規労働者への臨給の支給金額は『均衡』の水準を外れているのではないか」「昼食費とか慶弔休暇などについては、仕事の内容や責任の軽重などの違いに言及せず、ほぼ正行員と同じ水準で是正されてきているのに、なぜ臨給では業務の内容などを理由に挙げて大きな格差をつけるのか」「高裁で均衡待遇の水準として、臨給60%、退職金25%との判断が示され、最高裁では労使間で決めるべきものとされたので、改めてお聞きするのだけれど、三菱UFJ銀行は非正規労働者への数万円という『寸志』支給が『均衡待遇』と考えているのか」等々、気迫あふれる質問が次々に出されました。
    これに対して銀行は「当該業務におけるお客さんへの説明への責任だとかは正規・非正規一緒だと思うが、ポジションによる違いや異動なんかも全然違う。やっている個々の業務以外で負っているものが違うという考え方だと思う」「非正規の臨給を上げてほしいという声があるということは認識しているので今後、できるところから改善していきたい」などと、格差の正当性を主張しつつも、臨給水準の改善の必要性は否定しませんでした。
  3. 利用者目線での「店舗統廃合」「手数料」検討を
    急速な店舗統廃合に対して「単なる利用者への不便ということだけではなく、社会的弱者や地域経済にとって影響が深刻になりつつある」ことを具体的に示して指摘。
    さらに先日、テレビでも放映された両替手数料がかからないようなわずかな枚数の両替を何度も繰り返し銀行に来店して、釣り銭に対応している商店主の例をあげて「金融庁は、金融機関に『中小業者の生産性の向上を図るよう』指導しているはずなのに、これでは生産性の足を引っ張っているのではないか」などと、顧客本位の営業活動の原則を忘れたかのような今の銀行のあり方に警鐘を鳴らしました。
    銀行も公共性の面からそういう不便なところがあるのも認めつつ「収益性との狭間の中でどうしても店舗統廃合を進めざるを得ない。いろんなサービスを拡充して時代に合わせたやり方を模索していることではないのかと思う」と説明しました。
    組合は「店舗が統廃合されて遠くなっても、営業担当者が訪問してくれるような上得意先・富裕層の人たちにとっては不便に感じないだろうが、庶民にとっては『銀行に切り捨てられた』不満感は消えないということを忘れないでもらいたい」と申し入れました。

 最後に1月22日に発効した「核兵器禁止条約」との関係で核兵器製造企業や気候変動対策として石炭火力発電事業への融資の回収を申し入れて要請を終了しました。


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