2020/07/20

東京都労働委員会へ申し立て-あおぞら銀行-

 あおぞら銀行のIさんは、2020年8月、銀行ルール違反について内部通報をし、その通報に対する報復として「不正を人事権で黙らせようとする」銀行の異常な対応に備えるため昨年8月組合に加入しました。

 そして、10月8日に第1回団交が開催され、第2回団交の期日が設定されましたが、銀行は、次の団交を待たず10月30日、突然、懲戒処分(出勤停止3日間と始末書提出)を発令してきました。

 その後、2回の団交と組合からの懲戒事由に関する多くの具体的な事実照会に対して、銀行は真摯に回答することなく、12月の第3回団交を最後に「説明をし尽くした」と主張し団交を拒否しています。さらには、2021年2月24日、労使対立のなか、Iさんを個別に呼び出し、当年度最低の人事評価と来年度は2階級降格であると、2点を示唆したうえで「会社として活躍する場を提供できない」と言い放ち、退職勧奨を行いました。

 そして、当該勧奨を拒否したIさんに対して、4月1日、組合と何ら協議することなく新人事制度の導入を強行し、2階級降格、人事部付けへ配置転換した上で、従業員フロアに一切入れず、6畳程度の来客用応接室へ閉じ込め、行内の従業員と交流を断ち切り、1人部屋で終日レポート作成業務を行わせるなど、人権無視の不当配転を行ってきています。

 前述の状況から、組合は数々の異常な対応について3月29日、東京都労働委員会へ不当労働行為救済の申し立てを行った上で、東京都労働委員会の申立書の内容を金融ユニオンホームページに「あおぞら銀行 労務政策是正要求 特設サイト」として開設し、事案概要、交渉経緯、行員の声を掲載しています。ぜひ、金融ユニオンホームページをご参照ください。

あおぞら銀行 労務政策是正要求 特設サイト

あおぞら銀行 労務政策是正要求 特設サイトへ

銀行の自作自演による「低評価つくり」

 従業員の目標設定については、社内規定により「自己申告で目標設定」を行った上で人事評価をするルールとなっていますが、昨年度は、行内ルールに反してIさんの申告を認めず、上司の一方的な押し付けで、保留にされていました。さらに、団交等での労使協議資料によれば、昨年7月14日のIさんと人事部面談の折に、目標設定ができていない状況を保留するように指示されていました。

 にもかかわらず、社内規定上で行う9月末の中間フィードバック面談、期中の臨時フィードバック面談を行うことなく最低評価を押し付けてきたことは、懲戒処分前提と同様に銀行による自作自演です。

「10月30日の懲戒処分は、8月組合加入前に決まっていた」との虚偽主張と協議拒否!

 最初に述べた銀行の報復的懲戒処分は、団交と労使の文書交換で明らかですが、昨年1月28日の懲罰審議会で行われました。

 組合からの懲戒に当たる具体的行動と事由は何なのか?との質問に真摯に回答せず、銀行は、Iさんの様々な提言は、上司による聞く耳を持たない立場からの主として「職場の秩序を守れ」の指示に反するものであった。「Iさんの長年の粘着質の自説にこだわる性格によるものである」と主張をして、それ以上の回答をすることはないと回答拒否を継続中です。

 今年6月11日の銀行文書でも、懲戒処分は、Iさんの組合加入前に実質決まっていたと団交等で述べてきていたこととは違う新たな主張を行い、団交での協議は処分と関係ないから不当労働行為ではないと主張をしています。

 問題解決の場である労使協議で双方の主張を交わせて解決を求めることを拒否する銀行の態度は、「組合を通じて解決を求めるIさんの行為と組合」を拒否する不当労働行為として糾弾されるものと考えます。皆さんのご支援をよろしくお願いします。


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