2022/07/20
硬貨も大切なお金なのだ! ゆうちょ銀ATM利用でも硬貨1枚から手数料
2022年1月17日から、ゆうちょ銀行が実施したATMでの硬貨入出金手数料が利用者から大きな怒りを呼んでいます。
金融ユニオンは、ゆうちょ銀行に先行して民間金融機関が導入してきた硬貨手数料についても「手間がかかる作業には何でも手数料」的な安易な手数料徴収は金融庁の掲げる「顧客本位の業務運営の原則」に反するものだとして厳しく批判し中止を求めてきました。
現在、民間銀行の硬貨の取り扱いをめぐる手数料は、窓口では、100枚までの硬貨入金については無料、それ以上の硬貨入金については一定の手数料を徴収しますが、ATMについては100枚~300枚までの上限枚数制限はあるものの手数料は一切取らないようになっています。
極端な例をあげれば、1円硬貨を100枚、ゆうちょATMで通常貯金口座に入金すれば、入金額100円、手数料330円で、入金前より残高が230円も減ってしまうということになります。入金して、入金前より残高が減るという、詐欺もどきのことを、国の認可を受けた金融機関がやっていいはずがありません。
手数料330円は、ゆうちょ銀行の通常貯金に100万円預けて、利息が41年経っても328円にしかならないことを考えたら、決して「安い手数料」などと言えないものです。
庶民のささやかな預金には、全然利息を払わないで、硬貨を預けに来たら何十年分の貯金利息をいっぺんに手数料として奪い取ってしまうような今のゆうちょ銀行をはじめ、民間金融機関のあり方に労働組合が先頭に立って声をあげてはいかがでしょうか。
預入枚数 | 手数料 |
---|---|
1~25枚 | 110円 |
26~50枚 | 220円 |
51~100枚 | 110円 |
※ 1回の限度100枚まで
預入枚数 | 手数料 |
---|---|
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501~1,000枚 | 1,100円 |
※ 以降500枚ごとにプラス550円