2023/06/29

行員への家宅捜索問題で質問 -三井住友銀行株主総会-

 三井住友FGの株主から、組合のHPを見て6月29日の株主総会で質問された結果のご連絡をいただいたので紹介します。

 概略は「三井住友銀行の行員が、職種転換試験の応募書類の小論文を社内で作成していたところ、上司より暗に自宅での作業を指示されたため、自宅で小論文を作成し自宅のパソコンから銀行の個人専用パソコンへメール送信をした。その結果、その行員の自宅が家宅捜索された」とあります。

 質問の主旨は「これが事実とすれば人権尊重を表明している三井住友FGがどのように考えでおられるのかを多くの株主の皆さんがおられる総会の場で明らかにしてほしい」というものでした。

 これに対して銀行の回答は「このような人事や労務関係につきましては、法令や就業規則をふまえて対応しています」とのことであり「規則に基づいて家宅捜索を行った」と解釈できます。

 なお、組合HPには「銀行の家宅捜索は人権侵害であり、かかる行為を行うべきではなく、今回の事態の経過を明らかにして調査を受けた行員への謝罪と関係者への処分を求めて交渉中。同時に1月13日の団体交渉での銀行保存の書類に基づいて銀行の責任を追及している」と、5月上旬に追加掲載されています。

 三井住友銀行は、株主総会での回答にあるように、非を認めていません。多くの金融労働者は、管理職者による行員への時代錯誤の家宅捜索に大きな衝撃と怒りを感じています。

 三井住友銀行暴走ストップの取り組みに大きなご支援をよろしくお願いします。


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